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風呂無しアパートをシェアハウスに活用するメリットや事例について
近年、風呂無しアパートの空室問題が注目されています。このような物件は、賃貸市場において利用価値が低くなりがちですが、シェアハウスとして活用することで新たな価値を見出すことができます。シェアハウスの人気が高まっている今、風呂無しアパートの再生方法としても非常に有効です。本記事では、シェアハウスとしての風呂無しアパートの活用方法について詳しく解説します。
風呂無しアパートが抱える3つの課題
借り手ニーズの低下
風呂無しアパートは、居住者にとって不便な点が多く、特に現代のライフスタイルに合わないことが多いです。そのため、空室が目立ち、収益性が低下しがちです。
増設時のインフラ容量不足
元々風呂がないということはその分の給排水やガス給湯電気設備が不足しており、引き込みから増量しないといけない場合があります。
増設における投資費用に対してリターンが見合わない
水回りの増設をしようとすると改修工事費用がどうしても増額してしまい投資費用とリターンが見合わないとなり見送られるケースもあります。
シェアハウスにすることの3つメリット
シェアハウスに転換することで、これらの課題を解決し、物件の価値を向上させることができます。具体的なメリットは以下の通りです。
コスト削減
水回りを共有施設として集約することで、一つ一つの部屋に個別の設備を設ける必要がなくなり、コストを抑えることができます。例えば10室の風呂無しアパートを全て改修するなら水回りを10室用意する必要がありますが、シェアハウスであれば各水回り設備を2セット程まで減らすことができます。先ほどの課題に挙げたインフラ容量の不足問題についても解決できるケースがあります。
コミュニティの形成
住民同士の交流が促進され、コミュニティが形成されます。これにより、居住者の満足度が向上し、長期的な居住が期待できます。
リソースの有効活用、収益の向上
共有スペースや設備を設置することで、限られたスペースを有効に活用できます。その結果、共用部に付加価値設備を用意することで収益性の向上が期待できます。
シェアハウスへの転換の具体的な方法
まず、風呂無しアパートをシェアハウスに転換するためには、コンセプトとプランニングが必要です。
立地や物件特性を考慮したコンセプトを考えます。
必要な設備として共有リビングやキッチン、浴室、シャワールーム、洗面、洗濯機置き場、トイレ等の水回りスペースを検討し、住民全員が利用できるように検討します。ほかにもリビングルーム、作業スペースなど、住民が共に過ごす場所を設けることで、交流を促進します。
工事手配から施工管理、完了後に家具家電のセットアップやインテリアコーディネートを行います。
シェアハウスへの活用事例の紹介
実際に風呂無しアパートをシェアハウスとして成功させた事例: 「ヤナカアパートメント」という事例があります。ここでは、リビングのほかにアトリエコリビングを提供し住民同士が日常的に交流できる環境を整えました。また、一部をレンタルギャラリーにすることで地域にひらく場づくりや入居者の挑戦を応援できる環境を用意しました。住民たちは、共同生活を楽しみながら、経済的にもメリットを享受しています。
ここに住んでから、新たな友人ができたり、チャレンジのきっかけができました、といったポジティブな声もいただきました。
シェアハウス運営のポイント
効率的な運営のための管理方法: 管理者は、定期的なメンテナンスや清掃を行い、住民が快適に過ごせる環境を維持することが重要です。また、住民間のトラブルが発生した際には、迅速に対応することが求められます。
住人間のコミュニケーション促進策: コミュニケーションを促進するために、イベントやワークショップを定期的に開催します。また、SNSや専用アプリを活用し、情報共有をスムーズに行います。
トラブルシューティングとその対策: 例えば、騒音問題や掃除のトラブルが発生した場合、管理者が中立的な立場で話し合いの場を設けることで解決を図ります。
初期投資コストと運営コストについて
初期投資の設計や施工の見積もり
シェアハウスに転換するための初期投資は、設計や改装費用や家具家電設備および設置費用が含まれます。これらの費用を正確に見積もることが重要です。わたしたちで無料見積をさせて頂くことも可能です。
運営コストや運営方式について
水道光熱費、通信費、消耗品費、修繕費などがあります。大きく分けると自主管理による運営か運営委託が挙げられます。わたしたちで運営委託の無料シミュレーションをさせて頂くことも可能です。
まとめ
風呂無しアパートのシェアハウス化は、物件の価値を向上させる効果的な方法です。空室率の低下や賃料の安定化だけでなく、住民同士の交流を促進し、コミュニティを形成することで、長期的な収益性を確保できます。不動産オーナーの皆様には、ぜひこの新しい活用方法を検討していただきたいと思います。物件の相談や具体的な質問があれば、ぜひお問い合わせください。
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